白い杖 第26号


 巻頭言
   会長 北山豊
 平成十年の新年度を迎え、ようやく花便りが聞かれる頃となりました。
 四月というのは、なぜか人々に新しい希望と華やいだ気分を与えてくれる季節ではないでしょうか。
 昨年度は我が日本列島は、沈没するのではないかと思われるほど金融機関の倒産などきわめて灰色の一年でした。
 今年度は一日も早く景気が回復し、みんなが生活できるような日本になることを期待したいものです。こうした中、私達のの福祉は前進するのか或いは後退するのか、私達一人ひとりが関心を持って大いに注目しなければならないと思います。
 身体障害者の範囲も年々拡大して、その数も増えて参りました。もちろん障害者はいうまでもなくその一人ひとりが大きな悩みと解決すべき問題を抱えています。こうした中近年、国の施策として全ての障害者を対象にした総合化施策を打出そうとしております。勿論、全ての障害者が幸せになることが福祉の目的であり、結構なことだと思いますが、ただ障害種別によって中身もまた要望も異なってきます。私達は視覚障害者としてその障害なるがゆえの要望や悩みがあります。国における福祉施策の総合化の中にあって私達は視覚障害者としてその特性を強調する運動をより協力に進めなければならないと考えます。会員各位の再認識と和視協の組織強化に努力しなければなりません。
 さて、十期二十年間、会員各位のご支援とご協力を頂き誠に微力ではありましたが会長を努めて参りましたが今期をもって会長を辞任する事といたします。新しい会長によって新風を吹き込み、我が和視協が一段と飛躍することを心から祈念すると共に二十年間の長きに渡りご支援ご協力いただきました会員各位に心より感謝申し上げ巻頭言といたします。

和視協平成九年度事業実施報告
   書記 北口豊
会議
執行部会 五回。理事会 三回。
連絡 文書六回。電話 数回。その他 若干。
四月二十日 平成九年度総会、ふれあいセンター、前年度       の事業および決算の承認、新年度の事業計画       および予算の承認、JRの駅構内に敷設の点       字ブロックの件、入院時の給食費負担の件、       等について討議。
六月一日 福祉学習会、七月より開始のごみの五種分別       収集について、市役所の係りの方を二名招い       て説明会を開く。約四十名が集まり、有意義       な時を過ごす。
七月二十日 点字協議会、ふれあいセンター、変速目書き、       歌詞の書取、知ってるようで知らない点字に       ついての講義をおこなう。二十数名の出席。
八月十七日 県盲協主催の点字協議会、和視協より九名の       参加今年は事情で全国大会は不参加となる。
九月二十一日 市身連主催対市交渉、ふれあいセンター、本       会から次の三点を提案する。
       一、世帯厚生資金等の申し込み手続きの書類         に添付する保証人の同行の件についてそ         の簡素化を望む。
       二、ごみの五種分別収集について、視覚障害         者家庭にも配慮をされたい。
       三、福祉タクシー券の申し込みや日常生活用         具の申し込み手続きを各地区の支所や連         絡所でも受け付けてほしい。
十月十九日 社会見学および文芸研修、紀伊風土記の丘、       今回は県立盲学校の「輝けハイスクール」と       いう県の事業に組み入れていただき、@手引       きのボランティアの開拓と晴眼者との交流、       A運動不足解消のためのハイキング、B俳句       作り等を目的にに行く。
十一月二十三日 文化研修会、総合福祉会館、五十数名の出       席のもと、俳句の優秀作品の表彰、クイズ大       会、カラオケ・演芸大会の三部に分けて開催。
二月二十二日 和視協の幹部研修会と更生相談員会、県盲協       結成五十周年記念大会に参加の形を取り、県       盲協と和視協の幹部研修会を兼ねたものとす       る。

消息
 最初に、本年度中各方面より表彰並びに感謝状等授賞された方々をご紹介いたします。おめでとうございました。
 平成九年四月十三日 和歌山市身障連盟結成四十五周年記念式典にて(市ふれあいセンター)、和歌山市長表彰 北山 豊さん(永年功労)、同市身障連盟会長表彰 山崎景生さん、北山和代さん(組織功労)、同感謝状 宮本克二さん、山崎昇平さん。
 五月二十五日、市身障連盟福祉大会にて市長表彰(市役所ロビー)、山崎景生さん(自立更生)、川本加世子さん(内助功労)河西分会川本明さん夫人、
 八月三十一日 県福祉大会、那賀郡岩出町総合体育館、知事表彰 千原出穂さん(自立更生)、知事感謝状 北山和代さん(援助功労)
 十月二十八日 和歌山市社会福祉協議会法人化三十周年記念大会、和歌山市民会館、市社協会長表彰 北山和代さん(社会福祉功労)
 続きまして、本年度中お亡くなりになられた方は次の通りです。ご冥福をお祈り申し上げます。
 九月四日 坂東幸太郎さん(葵)八十八才
 十一月五日 北野盛一さん(南和) 七十九才

和視協婦人部平成九年度活動報告
   婦人部長 北本けい
五月 十八日 料理・美容講習会
六月二十二日 お花・お茶講習会
七月  六日 料理・美容講習会
九月二十四日 お花・お茶講習会
十月  五日 料理・ランベル体操講習会
十一月 九日 ランベル体操講演宮本きみ子「体と栄養」
十一月十六日 社会見学関西空港
十二月二十二日 お花(お正月の生け花)・お茶講習会
一月二十五日 料理・美容講習会
二月  八日 お花・お茶講習会
三月二十九日 総会
 会員のご婦人のみなさん、お元気でしょうか。この暗いことの多い世の中。学んで築こう明るい暮らしのために一緒に勉強しませんか。
 皆様の入会を心よりお待ちしています。お気軽にどうぞ。

会員コーナー
 「菊」
   紀伊分会 市川和郎
 歳時記を広げ「菊」の項を見ると、私の持っている点字歳時記には数句載っているその中から好きな句を一句あげる「魂の静かにうつる菊見かな」 蛇笏
 実際菊花展や菊人形を見ていると不思議な感動が起こった記憶がある。一本立てにしろ、懸崖にしろ素晴らしいものです。しかし、私の見える感覚は、当時は準盲、それに嗅覚無しですから他の人たちの感ずることとは違うでしょう。
 しかし、菊は栽培された立派な菊ではなく、野原に咲く「荒れ地の菊」も菊の仲間として思い出します。
 白い花弁の直径二センチに満たない花がひっそりと
咲いていたのも忘れられない。しかし、最近はもう見ることの殆どない花になったのではないでしょうか。寂しい限りです。
 このように菊は好きなのですが菊作りをしたことはないのです。たいそうに書きましたが機会があったら一本でも二本でも咲かしたいと思っていたところ昨秋盲学校の近くに花屋が開店しそこで懸崖菊を求めたところ、知人からも赤い小菊をもらい、楽しませてもらいました。今はもう入眠期春になるのを待って挿し木をしてこの秋には一つでも二つでも咲かせてみようと思っています。作る技術は五〇年も前に一寸と経験しただけの半人前にもいきませんが是非、咲かせてみたいものです。
 「小さき孫何故にこわがる菊の花」

クイズコーナー
 今回は本誌の内容と冬季オリンピックをヒントに出題します。しっかりお読み頂き、ふるってお申込下さい。正解者のうち抽選により五名の方に賞品をさしあげます。
 「問題」 次のア〜オに関係する数字の合計をお答え下さ     い。
 ア、俳句の標準構成文字数。
 イ、点字ワープロに関する記事の投稿をしてくれた方の年   齢。
 ウ、冬季長野オリンピックで日本が獲得した金メダル数。
 エ、県盲協は結成何周年を迎えたか。
 オ、機関誌「白い杖」の発刊回数。
申し込み先 〒六四〇 和歌山市園部一二一五の四
     宮本克二
閉め切り 平成十年五月二十日
発表  景品の発送をもってお知らせいたします。

編集後記
 編集部
 和歌山市視覚障害者福祉協会機関誌「白い杖(二十六号)」を発刊出来ましたことは大変うれしく思います。
 会員コーナーにお寄せ頂きました原稿も昨年に引き続き、内容も興味深いものとなりました。編集担当者としても大変喜んでおります。又、クイズにつきましては、昨年同様、皆様方が気楽に参加して頂けるものとしました。
 これからも、皆様方にご愛読して頂く機関誌にして行きたいと思います。
 最後に、この機関誌発行に当たり、ご協力くださいました方々に心より感謝申し上げます。

 入会のおすすめ
 本会は、和歌山市内に居住、身体障害者手帳をお持ちの視覚障害者なら、どなたでも入会して頂きたい団体です。県盲人協会を通じて日本盲人会連合につらなり、市身体障害者連盟を通じて県身体障害者連盟に属しています。
 私達、視覚障害者の福祉を高めるには、何と言っても組織を強めなければなりません。その一つの策は、会員を増すことです。力が足りないため思うことの大部分は絵に描いた餅に終わっているのが現状です。未加入の方は、知友とおさそい合わせになってお入り下さい。手続きは至極簡単。入会の意志を会長あて申し込んで頂くだけで結構です。詳しいことは、その時連絡いたします。

☆事務所
 〒六四〇 和歌山市太田五八六番地の八
  北山 豊
 電話  七一局 七一九四




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