白い杖 第32号


 巻頭言
   会長 山嵜景生
 本会もここに設立50周年を迎え、会員の皆様方と共にその喜びを分かち合いたいと思います。
 思い起こせば、昭和28年和歌山県盲人協会和歌山支部から和歌山市盲人協会として独立し発足した訳でございます。
 当時は、戦後の混乱が落ち着いてきたとはいうものの物資の不足や食糧難に苦しむ中、立ち上がり、すでに結成されていた日盲連、県盲協と足並みをそろえ、視覚障害者の福祉の向上をめざし歩み始めたのです。
 その結果、昭和35年身体障害者福祉年金法制定。月額1,500円交付。昭和44年、点字ブロックの敷設。昭和47年、音響信号機の設置。昭和51年、医療受給者証の交付。昭和61年、タクシー券の交付。昭和61年、基礎年金の導入。月額62,500円交付。平成15年、支援費制度スタート。等、大きな成果を上げて参りました。これもひとえに会員の熱意と諸先輩方の血のにじむような努力と行政機関の指導と支援のたまものと深く感謝申し上げます。
 終わりに、本会発展のためご尽力いただいた本会会員の皆様に感謝申し上げると共にご健勝ご多幸を祈念申し上げ巻頭言といたします。

和視協平成15年度事業実施報告
   書記 沢田留司
会議:執行部会 4回。理事会 3回。
市連盟理事会 4回。同代議員会 1回。
連絡:文書10回。電話 数回。その他 若干。
4月6日 定期総会、市ふれ愛センター。出席37名、委任53名。平成14    年度事業及び決算の報告と承認。15年度の事業計画と予算案の    承認。設立50周年事業他、雑件の承認。
4月20日 午前、執行部会と第1回理事会、市ふれ愛センター。上半期    の事業計画及びその他雑件が審議されました。午後、市身連代    議員総会が行われました。17時よりアバローム紀の国で副会長    宮本克二さんの教頭就任祝賀会を行う。
5月11日 市身連福祉大会、三重県長島スパーランド、和視協から26名    が参加しました。
6月15日 点字教室、総合福祉会館。内容は、点字グッズの紹介と触読    の訓練でした。
6月22日 県視協主催文芸大会、田辺市、参加者8名。
7月13日 福祉学習会、総合福祉会館。参加者25名。テクノメイトの協    力により最近の音声機器の紹介と展示。
7月27日 市身連主催将棋大会、市ふれ愛センター、和視協より5名参    加。団体戦は3位でした。
8月24日 午前、執行部会、午後、第2回理事会及び記念事業準備委員    会。市ふれ愛センター。下半期の事業計画及び50周年記念福祉    大会について審議しました。
8月31日 市身連福祉対策協議会、市ふれ愛センター、各部会から要望    事項を持ち寄り、市側と交渉を持つ。本会からは次の2点の検    討を市側に要望した。
     @支援費制度の不平等をなくし、更に充実したものにして欲      しい。
     A市の助成金を倍増して欲しい。また、これ以上減額するこ      とのないようにして欲しい。
9月7日 県身連福祉大会。有田郡広川町。参加者15名。
9月28日 県視協主催点字競技会、有田郡宮原で開催され和視協から6    名参加しました。
10月19日 和視協設立50周年記念福祉大会。市ふれ愛センター。
10月29日 市社協福祉大会、市民会館小ホール、2名参加。
11月2日 市身連教養講座、市ふれ愛センター、参加者17名。「南海東    南海地震について。」
11月9日 社会見学、参加27名。かつらぎ町のリンゴ狩りと打田町のめ    っけもん市場でのショッピングを楽しむ。

11月16日 県視協主催視覚障害者社会適応訓練事業。参加者11名。新し    くバリアフリー化した和歌山駅と紀伊駅の見学。

12月20日 市身連理事会並びに幹部研修会、アバローム紀の国において    開催、6名参加。
1月18日 幹部研修会、市ふれ愛センター。NHK和歌山より「地上デ    ジタル放送について」の講話を聞きました。
1月25日 県身連幹部研修会、白浜町白良浜グランドホテル。2名参加。
2月2日 市身連主催教育講座、ふれ愛センター、15名参加。生活消費    者センターより生活消費者講座を聞く。
2月15日 県視協幹部研修会、白浜町「ホテルむさし」、8名参加。
2月16日 県視協部会委員会、山嵜会長参加。
3月21日 第3回理事会、市ふれ愛センター。

消息
 次の方々が各方面より表彰を受けられました。おめでとうございます。
 市身連福祉大会において、自立更生に河北分会の谷口ヒサ子さんが、内助功労に東和分会の丸山朱実さんが受賞されました。
 本年度知事よりチャレンジド賞を城東分会の北口豊さんと紀伊分会の宮本美和子さんが受賞されました。
設立50周年での表彰は後述します。
 次に悲しいお知らせをしなければなりません。
 葵分会の橋詰四郎さんが4月8日享年81歳で死亡、西和分会の下芝敏男さんが4月30日享年84歳で死亡されました。心よりご冥福をお祈り申しあげます。

女性部だより
   女性部長 河野敦美
 日差しがなんとなく春めいてきました。この便りがみなさんのお手元に届く頃には春たけなわのことでしょう。
 女性部の行事は、料理、生け花、手芸と変わり映えしませんが、毎年9月の初めに行われるブドウ狩りは好評です。今回は、男性の有志の方が特別参加くださり、いつもにましてにぎやかでした。
 ところが、本会は高齢化が進み、私も含めて、身体のあちこちに故障が起こっています。その意味においても特に若い方も大いに入会してください。会員一同お待ちしております。

和歌山市視覚障害者福祉協会設立50周年記念福祉大会
 みなさん50周年記念福祉大会の成功ありがとうございました。ここに記録の意味をかねまして、当日のプログラムを掲載させていただきます。
 と き 平成15年10月19日(日)
 ところ 和歌山市ふれ愛センター
 主催 和歌山市視覚障害者福祉協会
 後援 和歌山市、社会福祉法人和歌山市社会福祉協議会
 大会次第
[第一部]
式典
1.開会のことば
2.会歌斉唱
3.物故会員へ黙祷
4 会長あいさつ    和歌山市視覚障害者福祉協会長 山嵜景生
5.表彰状並びに感謝状授与
  市長表彰 和歌山市長 大橋建一
  会長表彰並びに感謝状 和歌山市視覚障害者福祉協会長 山嵜景生
6.受賞者代表謝辞 北山 豊
7.来賓祝辞……和歌山市長 大橋建一、和歌山市助役 植松浩二、
 和歌山市議会議長 佐伯誠章、和歌山市身体障害者連盟会長 南方章夫、
8.来賓紹介…和歌山市長 大橋建一、和歌山市議会議長 佐伯誠章、和歌山市議会副議長 東内敏幸、和歌山市福祉保健部長 中岡安美、和歌山市福祉保健部次長 松村之敬、和歌山市福祉事務所長 南部征男、和歌山市福祉保健部障害福祉課長 森好孝、和歌山市社会福祉協議会長 北山榮一、和歌山県身体障害者連盟会長 楠戸昭夫、和歌山県視覚障害者福祉協会長 北山豊、和歌山市身体障害者連盟会長 南方章夫、和歌山市聴覚障害者協会長 藤本惠治
9.祝電披露
10.閉会あいさつ 和歌山市視覚障害者福祉協会副会長 北口 豊
[第二部]
記念講演「ことば・ラジオ・その面白きこと」 講師 小林睦郎
休憩(昼食)
[第三部]
演芸
1.演奏 マーシャル・ファイブ
2.腹話術 紀州のいっこく堂 宮本敏企
3.落語 桂枝曾丸
4.大福引き大会
5.閉会

功労賞受賞者(50音順)
○和歌山市長表彰(本会役員連続20年以上の方)
北山 豊、宮本克二、山嵜景生
○会長表彰(本会役員連続15年以上の方)
北口 豊、国友典雄、澤田留司、新宮良夫、畠中常男、山崎昇平
○会長感謝状(本会役員通算10年以上の方と現職役員)
市川和郎、唐門一馬、北山和代、幸前 勇、河野敦美、児島義紹
雑賀邦夫、佐野磯雄、辻 孝、寺下一夫、宮本徳治郎、宮本好子
山田 厚
○会長特別感謝状(高齢会員であり会発展に尽力された方とグループ)
個人…大谷喜代重、西端安男、松島千代隆、真鍋つむ代、三井戸誠三、山崎芳子、米崎 道、山口多津枝
グループ…グループ声、レッツ・わかやま

「ようおまいり」に思うこと
   副会長 北口豊
 毎年十日えびすといえば、冷たい霙が降ったり、強烈に冷え込んだりということが多いのですが、今年は三日間とも春を先取りしたような暖かい日ばかりでした。明くる11日は鏡開きとか、飾っていたお鏡をぜんざいやお雑煮などにし無病息災などを祈願していただく日だと思います。
十日えびすは、私も細々ながら商売を始めた当初から、「商売繁盛」の神である戎様にあやかろうと、氏神さんの販売する一番小さい福笹を義理もあって、毎年買っていたのですが、最近の不況を何とかしてもらおうと(家人の機嫌も良かったので…)、昨日の宵宮に、和歌山市では有名な東の宮と西の湊神社へ参拝してきました。根が無神論者でおまけに人混みは、あまり好きになれない私ですから、初めての経験でした。西宮や今宮神社の様子を毎年テレビのニュースで教えてもらっていた程度でしたが、やはり生の体験はいろいろおもしろいものがありました。先に吉田にある東の宮にお参りしたのですが、境内に入るまでの路地には、所せましと、鯛焼き、たこ焼き、お好み焼き、焼きトウモロコシ、ベビーカステラ、フランクフルト、焼き鳥などを売る、いわゆる縁日などでおなじみの屋台が軒を連ね、そんな中で、えべっさんやなと思わせるのは、いわゆるのし飴や宝船やクマ手、福笹などのえべっさんに因んだグッズを売るお店もたくさんあるということでした。そのえべっさんグッズの店を何軒かひやかして回ったのですが、比較的どの店も友好的で、売らんがためというような強引さや足元を見るような様子もなく、商品を説明する家人の話しを聴いている私に「どうぞ手で触らせてあげてください」と私の手に商品を持たせてくれるというような対応をしてくれました。それにもう一つ感じたのは、他の一般的な屋台では、それを生業にしているいわゆる「てきや」と思われるちょっと強面のオイヤンがだみ声を張り上げて客引きをしているのに対し、これらのえべっさんグッズを売る屋台には、何処も男性の売り手が少なく、にこやかな中年から初老の女性の多かったことでした。そんなお店の中で、家人に言わせると見るからにえべっさんのようなふくよかでにこにことした顔のおばさんのいた店で、ちょっと面白いなあと思った、一言で言えば、そう福笹の笹の葉のない竹に鯛、小判、千両箱・ちりとり・打ちでの小槌などがいっぱいぶら下がったものを一つ買いました。2千円のものを千円にしてくれたこともあったのですが、やはりそのお店の方の第1印象が良かったからです。そんなわけで、私達の治療院でも新患の方の受ける印象は、とても大事な要素だなあと改めて気付いた次第でした。さて、神社でのお参りについてですが、東の宮の方がはるかにたくさんの人出でした。お参りしたのは夜の9時前でしたが、参道は押し合いへし合い状態に近かったです。そんな中で、拝礼する場所が何カ所かあるのですが、メインのところでは、いわゆる賽銭箱がなく、大きな高さ150センチ周囲が大人が数人でも囲めないほどの大きな樽があり、そこに賽銭を投げ入れるのです。また、拝礼のところでは、お辞儀する人ごとに、係の神主が大きな打ちでの小槌のようなもので頭を軽く押さえてくれるのです。これがなんとも面白かったです。それと同じようなサービスは港神社ではなかったです。そんな些細なことでも、「おっ!これで御利益があるぞ!」と思わせる一つの方法手段なのでしょうね。だから、ちょっとした工夫やサービスで受ける印象も違ってくるのではと思います。それから、もう一つ、「ああ、えべっさんやなあ」と感じたのは、神社の役員さん達なのでしょうか、参拝客に「ようお参り」と1人1人に声をかけてくれるということでした。この「ようお参り」という挨拶は、他ではどんなときに使う挨拶なのでしょう。初詣などでも、もちろんお通夜や告別式などでも交わされない挨拶のように思うのですが、言い得て妙で、なんとも気持ちの和むホンワカさせる挨拶ですよね。そうそう、買い求めた飾りは、早速私の仕事場の一隅でドラえもんのぬいぐるみの手に持たせて飾り付けました。

クイズコーナー
 「問題」 今年、開催されるアテネオリンピックで女子のマラソンに     参加する選手は誰ですか。名前をすべてお答えください。
申し込み先 宮本 克二
締め切り 平成16年5月10日
発表  景品の発送をもってお知らせいたします。

編集後記
   編集部
 和歌山市視覚障害者福祉協会機関誌「白い杖(32号)」を発刊出来ましたことは大変うれしく思います。
 今回、50周年記念福祉大会のプログラムを掲載したため、会員コーナーは休ませていただきました。クイズにつきましては、昨年同様、皆様方が気楽に参加して頂けるものとしました。なお、本機関誌の発行に関しまして何か良いアイデアがありましたらご連絡下さい。また、会員の皆様から広く原稿を募集したいと思いますのでいつでも結構ですから係りまでご送付下さい。
 これからも、皆様方にご愛読して頂く機関誌にして行きたいと思います。
 最後に、この機関誌発行に当たり、ご協力くださいました方々に心より感謝申し上げます。

 入会のおすすめ
本会は、和歌山市内に居住、身体障害者手帳をお持ちの視覚障害者なら、どなたでも入会していただける団体です。県視覚障害者福祉協会を通じて日本盲人会連合に連なり、市身体障害者連盟を通じて県身体障害者連盟に属しています。
私達、視覚障害者の福祉を高めるには、何と言っても組織を強めなければなりません。その一つの策は、会員を増すことです。力が足りないため思うことの大部分は絵に描いた餅に終わっているのが現状です。未加入の方は、知友とおさそい合わせになってお入り下さい。手続きは至極簡単。入会の意志を会長あて申し込んで頂くだけで結構です。詳しいことは、その時連絡いたします。

☆事務所
〒640−8319 和歌山市手平3丁目10番8号
  山嵜 景生
電話  424局 8590

和歌山市視覚障害者福祉協会機関誌
白い杖 第32号
平成16年3月31日
和歌山市視覚障害者福祉協会発行
発行編集責任者 山嵜 景生




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